私の奥様は南部のベトナム女性。通訳として日本にやってきてそのまま私と結婚してしまいました。気の強さは誰にも負けず、異国の地で元気に頑張っています。現在技能実習生を受け入れる監理団体で活躍中。

協同組合をやらないか?と言われ、なぜか組合員事業が外国人技能実習生の受け入れでした。 実習生たちの通訳として来日したベトナム人女性と結婚し、ベトナム人技能実習生たちとの 交流を描いているブログです。技能実習制度に関わる者の本音が書いてあります。
「ここまで言って大丈夫なの?」 と言われておりますが、本音で書かないとおもしろくないですからね。よろしかったら読んでください。
※これは個人の意見であり、組合を代表する意見ではございません。

特定技能の問題 転職ありがネック

2018.12.28
カテゴリー:ブログ -外国人技能実習制度 -情報

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先日、某会社で働いているベトナム人技術者が来日半年で会社を辞めると言い出しました。
まだ入社して間もないので、社長としては彼を残したい。ということで、当組合に相談が
入りました。

だいたい半年で辞めたいということは、なにかしら会社に問題がある場合が多いので
本人から状況を聞くことにしました。

就労ビザで働いている場合、彼らは在留資格のことを考えると3年の在留期間が取れるまでは
できるだけ転職は行いたくありません。入国して更新前に転職すれば、次の更新もだいたい1年しか
下りないケースが多いのです。また転職先が自分の専門とずれて、資格外活動スレスレの仕事だったり
すれば、命の次に大切なビザに大きな影響を及ぼす可能性もあります。

通訳が本人と話をして、どういう理由で辞めるのかだいたいわかりました。

外国人を安く使いたいのですね。月給と言いながら、日給月給制にして、お盆休みのときは
欠勤扱いにして給料を下げたり、土曜日、日曜日の出勤を割増賃金にしなかったりしたそうです。
また、職場の日本人からのいじめ等があったようで、細かいことを言い出せばきりがないのですが
そういうことでした。

社長に伝えたところ、社長は社長なりの言い分があるようでした。すでに本人を説得するには
時遅しで、退職することになったのですが、特定技能においても同じようなことが多発するんだろうな
という感じがいたします。

安くて手軽な人材ということで、外国人という選択はダメです。
よく募集をかけても日本人が来なくて困っているという話は聞きますが
業界自体が不人気で、人が集まらないのか、その会社自体に魅力がなくて来ないのか
見極める必要があると思うのです。

だいたい残業代もまともに支払わない会社に、日本人が来るわけがありませんし
いじめなどが横行する現場では、人が入ってはやめ、入ってはやめ、となるのも当たり前です。

日本人が入っても定着しない場合、何が原因だかきちんと把握した上で、その改善を行ってから
外国人材の受入をしてほしいと思います。

今までは技能実習生だったので、転職が難しいこともあり、実習生は一度入った会社を
労働条件や仕事の内容が合わなくても、我慢して働くしかなかったのですが、特定技能は
転職自由となります。時給が安かったり、残業代を支払わなかったりすれば、すぐにでも
転職していきます。

「特定技能で採用したのだが、2日でやめて他にいっちまったよ」

という社長の嘆きを聞くことになると思っています。

まず社長がやることは待遇面も含めて、労働者が働きやすい環境を作り、日本人でも
外国人も長く勤められるようにすること。それには、労基法の遵守、賃金を法定通りに支払うこと。
いじめやパワハラのないような会社にすることなどが求められています。

日本人がやめていく会社は外国人でもダメだということです。
社長の倫理観が問われる時代になってきましたね。

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